⑤ふっくらしている相手に太ってると言ってしまった
⑤ ふっくらしている相手に「太ってる」と言った日
― 本音を言って何が悪い? ―
その子は、いわゆる“ふっくら系”だった。
写真より少し丸い。
だが俺は気にしていなかった。
会ってみて決めればいい。
そう思っていた。
■ 最初は普通だった
カフェで向かい合って座った。
笑顔は悪くない。
性格も明るい。
会話もそれなりに続く。
だが、どうしても気になった。
腕。
頬。
腰回り。
俺は細い女性が好きだ。
スタイルは大事だ。
それは嘘じゃない。
■ その瞬間
彼女が言った。
「最近ちょっと太っちゃって」
軽いトーンだった。
自虐のつもりだったのかもしれない。
俺はそこで言った。
「うん、ちょっと太ってるよね」
空気が止まった。
完全に。
■ 彼女の表情
一瞬、笑顔が消えた。
「え…」
その一言に、場の温度が下がった。
だが俺は続けた。
「でも痩せたら絶対もっといいと思う」
フォローのつもりだった。
改善提案だ。
可能性の話だ。
俺は未来の話をした。
■ 俺の中の理屈
俺は思う。
分かっていることを
曖昧にするほうが失礼だ。
彼女自身が「太った」と言った。
なら、正直に返しただけだ。
何が悪い?
慰めるのが優しさか?
「そんなことないよ」と嘘をつくのが正解か?
俺はそれが嫌いだ。
■ その後
会話は続いた。
だが、どこかぎこちなかった。
帰り際、彼女は少し距離を取っていた。
後日、連絡は途絶えた。
理由は言われなかった。
だが、原因は分かっている。
あの一言だ。
■ 俺は間違ったか?
俺は攻撃したつもりはない。
ただ事実を言った。
改善すればもっと良くなる、と。
だが女性にとって、
体型は
“事実”ではなく
“地雷”なのかもしれない。
そこを踏んだ。
だが俺は、
地雷原を歩くつもりはない。
本音を言えない関係は、
いずれ爆発する。
■ 結論
ふっくらしている相手に
「太ってる」と言った。
空気は凍った。
連絡は途絶えた。
だが俺は思う。
本音を受け止められない相手とは、
長くは続かない。
俺は嘘をつかない。
それが俺のスタイルだ。
受け入れる人と出会えばいい。
それが逆転戦略だ。
